延長保育、それは越えてはならないボーダーライン。
延長保育=残業。
残業するなんて時短勤務の意味がない!
延長保育になる前に絶対帰ってやる!!
と、思っていました。
でも仕事は待ってはくれません。
どうにもこうにも仕事が終わらず、子供が3歳のときに初延長保育をしました。
実際に延長保育をやってみて、思ったことをまとめました。
仕事と育児の両立に、知っておいて損はないです!
そもそも延長保育とは?
延長保育とは、保育園の決まった時間よりさらに数時間長く保育をお願いできる制度です。
例えば…
通常はお迎え6時半まで、延長保育は7時まで。
通常はお迎え7時まで、延長保育は8時半まで。
などなど、園によっては9時、10時と遅くまで預かってくれるところもあります。
延長保育は、残業やお迎えが遅くなる勤務時間で働いているママの強い味方。
うまく利用すれば仕事と育児の両立に役立ちます。
スポット利用と月極利用
園によって差はありますが、だいたいの保育園で延長保育はスポット利用と月極利用の利用法の二通りあります。
スポット利用
1ヶ月に2、3日や週1日など、利用日が比較的少ない人向け。
我が家はこちらのスポット利用です。
単発で、利用したい日分の料金がかかります。
利用日数が多くなると割高になるので、利用日が多い人は月極利用に切り替えがおすすめ。
月極利用
1ヶ月のうち半分以上、一週間のほとんど利用するという人向け。
スポット利用経験の残業実績のある人や、勤務証明書の勤務時間で延長保育の必要がある人など、園によって利用できる条件が決まっている場合もあります。
自分のスタイルに合った利用の仕方
私の場合、毎月2、3回ほど利用しています。
毎回スポット利用です。
どうしても仕事が終わらないとき、当日保育園に連絡して子供の体調確認と、スポット枠が空いているかの確認をします。
体調OK、枠も空いている、となると延長保育をお願いできます。
通ってる園では延長保育枠が埋まることはほぼなく、いつも延長をお願いできます。
ただ、仕事が終わらないだけという基準ではなく、延長保育分のメリットがあるかどうか見極めています。
例えば…
その日集中して残業することで、翌週は確実に定時で帰れるくらい仕事が進められる!
自分にしかできない仕事で、周囲の同僚上司にもここぞとばかりに恩が売れる!
などなど。
延長保育をうまく使うのも、ある意味仕事術なのではないかと思います。
私の場合、延長保育を利用前はお迎えリミットがギリギリすぎて精神的に追い詰められていました。
ストレスで子供に当たってしまったり…。
思い切って延長保育を利用してみて、そのデッドラインから開放され、いざとなったらなんとかなる!と腹がくくれたというか。
毎回延長保育に甘えてはいけないけれど、環境をちょっと変えるだけで気持ちが楽になりました。
罪悪感で押しつぶされそうになっていたのに、子供は意外とケロッとしていたり。
育児も仕事もきっちり両立するなんて、子供が小さいときはできません。
子供が熱出して仕事を休むように、延長保育も両立の境をちょっとはみ出すフォローとして使うといいと思います。
延長保育の保育内容
さて、延長保育。
気になる内容ですが…。
延長保育の時間は、園児が少なくなるので合同保育になることが多いです。
1歳から5歳まで、同じ部屋で過ごします。
私が利用するときはだいたいいつも2歳、3歳の部屋に集まって遊んでいます。
少ない日は2人、1人の日もあり、そこは寂しい思いをさせてしまっているなと辛くなります…。
と思いきや、先生やおもちゃを独り占めして保育園を満喫し、なかなか帰りたがらないときもあります。
通常保育時間では遊べない他のクラスのおもちゃがあったり、先生が新しいおもちゃを出してくれるようです。
軽い補食も出ます。
おにぎりだったり、うどんだったり、炭水化物率が高いです。
量は通常の半分くらい。
娘は「ちょびっとごはん」と呼んでいます。
これで満たされるはずがなく、お迎え時はお腹ペコペコに…。
でもないよりはとってもありがたい存在です。
お迎えからのスケジュール
お迎え時にはお腹ペコペコ、昼間の遊び具合によっては早くも眠くなっております、空腹ぐずりと寝ぐずのダブルパンチでイヤイヤMAX。
とりあえず食パンを食べさせお風呂は諦め就寝…。
というのが最初の数ヶ月の延長保育パターンでした。
次の日休みの日は、お風呂はもちろん洗い物や片付けも放置で寝落ち…。
とんでもなく家が荒れました…。
ですが、延長保育に備えて作り置きしたり、冷凍食品や惣菜メインにと割り切ってみたり試行錯誤の末、ペースがつかめるとうまくこなせるようになりました。
突発の延長保育ではなく、予め延長保育の日を決めて準備しておく作戦がおすすめです。
子供の反応
肝心の子供の反応はというと…。
[voice icon="https://stepmine.com/wp-content/uploads/2016/04/image-8.jpeg" name="子供" type="l"]お腹減った!眠い!疲れた![/voice]
と、最初はいつもより長く保育園にいることが負担だったようですが、泣きながらお迎えや、次の延長保育を嫌がるといったことはありませんでした。
自分のクラスではない部屋で遊ぶので、新しいおもちゃや絵本がある発見が楽しいようです。
その発見を教えてくれたり、何をしたかを聞いてほしい!という感じお迎えの時はいつもよりたくさん話しをしている気がします。
なので、私も意識していつもより話を聞いてあげています。
同じクラスの子で延長保育の子を見ていたりするのか、突然知らない環境というわけではないので思っていたよりも順応してるなーといった感じです。
とはいえ、いつもは家でリラックスしている時間を保育園で待っていてくれている状態。
体調やストレスをきちんと見極めていかないとと思っています。
今後の延長保育との付き合い方
仕事と育児のバランスをとるのに、延長保育はとっても便利。
でもやっぱりメリットあればデメリットもあり。
家が荒れない、子供と自分のストレスにならないやり方を工夫する!
仕事モードが抜けきれなかったり、残業するのが当たり前にならないように、あくまでも理想のワークライフバランスのために使う!
バリバリ仕事がしたいのか?
子供と遊ぶ時間をとりたいのか?
突き詰めると…
なんのために仕事をするのか?
自分の軸をしっかり持ってその場しのぎにならない決断をするのが大切かなと思います。
とはいえ、どーにもならない事もある。
それがワーママ。
セーフティーとしても頼れるときは頼る。
延長保育をしてみて、改めて自分の中の仕事と育児のバランスを考え直すきっかけにもなりました。
悩んでいる方は、一度保育園の先生に相談してみてください。
土曜保育についてはこちら。
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